この記事を読み終わった後のあなたはきっと、、、
・証拠金維持率の急激な下落の場合にどうすればよいかが分かっている
・証拠金維持率の意味が分かっている
・有効証拠金の意味が分かっている
・必要証拠金の意味が分かっている
マネースクエアの口座状況たくさん数字あるけど実は良くわかんない…
たくさん数字並んでて分かんないよね。でも大丈夫!まずは最低限抑えておいた方がいいところから理解していこー
注文設定と入金だけしておけば寝ている間にも働いてくれるトラリピ。
ほったらかし投資の印象が強く正直に言うと私自身、最近まで口座状況の色んな数字の意味をちゃんと理解しないままトラリピ運用をしていました。
良くも悪くも、それで稼げちゃうのがトラリピなのよね…
どうなったらロスカットになるの?
証拠金維持率の計算方法は?
何をしたら証拠金維持率が上がる?
今、ポジション全決済したら手元に残るお金はいくら?
もし、これらの質問に対して1つでも答えに自信を持てないものがあれば、きっとこの記事がお役に立てると思います!
力抜いてリラックスしながら一緒に楽しく学んでいきましょー♪
全部覚えなくてOK!まずはこの3つの数字から理解しよう!
口座状況の数字でまず最初に意味を理解しておきたい数字は以下の3つです。
・証拠金維持率
・有効証拠金
・必要証拠金
ところで、とらこが口座状況で一番気にする数字って何?
正直に言うと証拠金維持率くらいしか見てないかも…
2022年の円安で維持率がどんどん下がった時はほんと不安だったよぅ
人間は自分の中で構造化・分類化できない曖昧なものに過度の不安を抱く傾向があります。
口座状況の中で一番重要な証拠金維持率。あなたは証拠金維持率の構造を正しく理解できていますか?
まずは証拠金維持率から見ていきましょう!
●雑談Tips●
『人間は自分の中で構造化・分類化できない曖昧なものに過度の不安を抱く傾向がある』
「わーやること多くて大変だー」となっている時は、実際にやることを書き出してみましょう。
曖昧だった”やること”を、”明確な1つ1つのタスク”として認識することで、過度な不安がなくなったり、実はそんなにたいしたことなかったわってなったりするかもよん♪
証拠金維持率を掘り下げて理解してみよう
さて本題です!ここから「証拠金維持率とはですね、・・・・」とつらつら説明することもできるんですが、それだと
超絶つまんない&全く記憶に残らない自信があります!笑
自分が聞き手だったらまじ苦痛…
記憶に残すために大事なのは自分事化して考えること。
というわけでトラリピを実施していくうえで誰もが絶対避けたいロスカットと絡めて、具体的なシチュエーションをイメージしながら学んでいきましょー♪
【シチュエーション】
大手ブロガーさんの戦略を完コピしてトラリピを始めたあなた。
最初は不安だったけど何もしなくても毎日決済されてルンルンのようです。入金を増やし設定追加をどんどん進めています。
ところが立て続けに想定外のイベント(コロナショック、政治情勢の変化・戦争、金融政策、経済指標、要人発言…etc)が重なり何やら雲行きが怪しい。。1000%以上あった証拠金維持率は急激に低下。
Twitterを見ればものすごい金額の損切ツイートをしている人もちらほら。参考にしているブロガーさんも「各自でしっかりリスク管理を!」と注意喚起している状況。
「え、もしかしてこれやばい状況?ロスカットされたら私の大事なお金なくなる?」
ロスカットと証拠金維持率
基本中の基本なので敢えて説明するまでもないかもしれませんが、マネースクエアFXのロスカット定義は、『証拠金維持率が100%を下回る』です。
ロスカットを避けるためには証拠金維持率を上げる必要があります。
どうすれば証拠金維持率は上がるか?
証拠金維持率を分解して考えてみましょう。
証拠金維持率の構造
証拠金維持率 = (有効証拠金 ÷ 必要証拠金) × 100
この式だけは重要なので頑張って覚えてください!
実際の口座状況を見ながら、記憶に残しましょう。
お時間あれば自分の口座状況を見て電卓で計算してみてください♪
これでようやく曖昧で何となく不安だった証拠金維持率の正体が、「有効証拠金÷必要証拠金」だと分かりました!
ふむふむ、口座状況の青の有効証拠金を赤の必要証拠金で割れば証拠金維持率になるのか、なんだ簡単じゃん!
一回覚えれば簡単だよね!じゃあさ、とらこ、ロスカットを避けるために証拠金維持率を上げたいんだけどどうすればいい?
そのためには、えっと、、分子が増えるか、分母が減ればいいから、、
有効証拠金を増やすか、必要証拠金を減らすでいいのかな?
正解!!
え、でもさ、どうすれば有効証拠金が増えて、必要証拠金が減るの?
そうだね、それが次の疑問になるよね。今から説明するよー!
有効証拠金を理解しよう
有効証拠金 = 預託証拠金 + 受渡前損益 + 評価損益
マネースクエアの公式操作ガイドによると有効証拠金は口座の時価、純資産を表すもの、とのことです。
んーピンとこないよぅ…
簡単に言うと、「今、保有しているポジションを全て決済した後に口座に残るお金」のことだよ!
実際の口座状況を見てましょう。
単純に、口座状況の左から数字を足していくだけなので計算式は無理して覚えなくてOKです!
というわけで、有効証拠金を増やすためにできることは何でしょうか?
ずばり、入金です。
保有ポジションが自動決済されて受渡前損益と評価損益が増えれば、同じように有効証拠金増えるのでは?
確かにそうだけど、それは自分の意思ではコントロールできないよね。相場次第の運頼みだから、ロスカットを避ける対応とは言えないね。
入金をすれば、預託証拠金(口座に預けているお金)が増えるため、有効証拠金も増えます。
ロスカットを避けるために、ただやみくもに入金することは厳禁。事前のシミュレーションが超大事!
リスクシミュレーションツールの使い方は別の記事で説明しています!本記事読み終わった後に見て頂けると嬉しいです!
さて、有効証拠金について理解できましたでしょうか?
次は必要証拠金を見てみましょう!これで最後です!あともう少しで終わるので頑張ってついてきてください!
必要証拠金を理解しよう
必要証拠金 : ポジションの保持に必要となる証拠金(ポジションに対して拘束されている証拠金)
ポジションを持てば持つほど必要証拠金は増えていくってこと?
正解!、、、と言いたいんだけど厳密に言うとおしい!
後で説明するね。まずは実際の口座状況を見てみよう!
口座状況の必要証拠金 = 各通貨ペアの必要証拠金の合計値
では、各通貨ペアの証拠金、例えば上の図のEUR/JPYの必要証拠金110,840は、どのように計算されているのでしょうか?
必要証拠金 = 現在レート × 通貨数 × 4%
さっき「おしい!」と言ったのは、ポジション数だけでなくレートも関係するからなんだ
上の図のEUR/JPYのレートは138.550、ポジション数(通貨数)は20,000です。
138.55 × 20,000 × 0.04 = 110,840 となり、EUR/JPYの必要証拠金と一致しました。
なるほど、2022年の円安トレンドのときは、レートも上昇してポジション数も増えてたからダブルパンチで必要証拠金が増えて、維持率が下がってたのかぁぁ、納得。
とらこ、かなり証拠金維持率の構造が分かってきたね!
話を戻すけど、ロスカットを避けるために、維持率を上げたい。
そのためには必要証拠金は減らす必要がある。だったよね。
どうすれば必要証拠金は減るかな?
えっと、「レートを下げる」は相場次第でコントロールできないから、、、ポジション数を減らす!
正解!
必要証拠金を減らすためには、ポジション数を減らす必要があります。
また、必要証拠金を減らすことにはなりませんがこれ以上必要証拠金を増やさないために、新規ポジションを持たないようトラリピ注文設定を解除するという対応もあります。
うわーなんか点と点が繋がって線になっていく感覚…
良かった!でもね、とらこ。最後に1つとっても重要なことを言わせて!
まとめ ~”焼け石に水の対応”にならないために必要なこと~
ここまで読み進めたあなたはおそらくもう証拠金維持率の構造が理解できていると思います。
証拠金維持率を上げるためには、
- 有効証拠金を増やす or 必要証拠金を減らす
- 有効証拠金は、入金をすれば増える
- 必要証拠金は、ポジションを減らせば減る
でしたね。
しかし、頑張って入金したり、ポジションを減らしてみた結果、証拠金維持率が思ったよりも上がらなかったらどうでしょう?
この事態は絶対に避けたいですよね。
そのためには、証拠金維持率がどれくらい上がるのかについて事前にシミュレーションを行うことが極めて重要です。
そのシミュレーションができるのがマネースクエアが提供している「リスクシミュレーションツール」
このツールの使い方が分かれば、あなたのリスク管理レべルは更に上がるはず。
「リスクシミュレーションツール」の使い方についてはこちらの記事をご確認ください!
さて、今回はマネースクエア口座状況の重要な3つの数字の意味について解説させて頂きました!
いかがだったでしょうか?
少しでもマネースクエア口座状況の理解の一助になっていれば幸いです♪
最後までどうもありがとうございました!!